賃貸物件の相談は、3月～4月にかけての進学、就職、転勤シーズンに繁忙期を迎えます。
お問い合わせ件数や内覧希望者も増え、いつものスタッフでは対応しきれないといったケースもあるのではないでしょうか。
内覧にあたって同行したり、車で送迎したりする場合、より負担が増します。
もっと簡単に物件探しができ、内覧も効率的に行えれば、よりスムーズに成約できるようになり、成約件数も増やせます。
そのために有効な手段が、オンライン相談の活用です。
この記事の目次
賃貸物件探しは手間がかかる
不動産会社では、インターネットの普及で自社のサイトやポータルサイトに賃貸物件を掲載し、顧客からのお問い合わせを待つ営業スタイルが一般化しています。
インターネットは賃貸情報誌などに比べて更新スピードが速いものの、それでもお問い合わせが入ったときには、すでに契約済みのケースも少なくありません。
どうしてもタイムラグが生じ、結果として希望条件を伺って探し直すことが多いです。
また、お問い合わせした物件がまだ契約されていなくても、詳しく説明した結果、内覧には至らず、ほかの物件を探し直すケースもあります。
顧客が自分で検索してお問い合わせをするという流れは簡単に思えますが、最終的に電話やメールで何度もやりとりをしなくてはなりません。
内覧したいと希望する場合には来店してもらい、車で送迎したり、電車で一緒に移動したりして案内することが必要です。
内覧した物件の1件目で決まることは少なく、2件、3件とまわっても決まらず、最初から探し直しというケースも少なくありません。
これだといった物件と出会えるまでには、かなりの手間や時間がかかるのが実情です。
一人ひとりの顧客にかかる時間が多く、一人ひとりにスタッフがついて対応するのが基本なので、人材も必要です。
人材不足で人材が確保しにくい一方、人件費の削減もしたい中で、引っ越しシーズンに向けての繁忙期にはアルバイトを増やすなど、経営面の課題も多く残されています。
そんな課題を改善してくれるのが、オンライン相談の導入です。
物件探しをスピーディーに行えるようになり、内覧も簡単にできるようになります。
物件探しから内覧までスムーズになり、一人ひとりにかける時間やスタッフの数なども削減でき、効率化が目指せます。
時間が短縮できるので、より多くのお客様に対応することが可能です。
その分、成約件数も増やすことが期待でき、収益アップにつながります。
来店対応をオンライン化
インターネットの普及で、賃貸物件の検索が簡単にできるようになっても、賃貸物件の性質上、その場で契約して引っ越すわけにはいきません。
通常は、気になった物件を検索で見つけたら、取り扱う不動産会社に来店し、内覧に行くという流れになります。
実際に内覧すると希望と違うことも多く、再び不動産会社に戻って物件を探したり、内覧したりを繰り返すのが一般的です。
その結果、何度も不動産会社に来店をしては内覧に行くを繰り返す方も少なくありません。
来店しての繰り返しプロセスを、オンライン相談でできるだけカバーできると、スタッフにとっても顧客にとっても、時間の短縮と手間の軽減につながります。
相談が簡単にできる
オンライン相談ができれば、自分で検索する手間を省いて、すぐに相談しようという方も増えるはずです。
また、検索してみても思った物件が見つからなければ、相談してくれるかもしれません。
来店する前の段階でオンライン相談ができれば、情報を豊富に持つスタッフが、顧客から希望条件を詳しくヒアリングしながら、希望に沿った物件を提案できます。
顧客が自分で探す物件と、豊富な経験を持つプロが顧客の希望を聞いて探す物件には差が出る場合が多く、プロが探すことでより希望に近い物件が見つかりやすいです。
検索が大変な方も便利
賃貸物件の検索はさまざまな条件が指定できますが、条件を絞りすぎると気に入った物件が見つからなくなり、条件を緩めるとヒット件数が多すぎて探せなくなったりします。
検索が面倒、検索しても希望に合う物件が見つからないといった方も、オンライン相談をすれば、プロが速やかに条件に見合った物件の提案をしてくれます。
顧客が自分で悩みながら探すより、プロがサポートすることで、成約へのスピードも高まるのです。
忙しい人も相談しやすい
検索している暇がない、とにかく希望条件に合った物件をすぐに見つけてほしいといった方も、自宅や職場から気軽に相談することが可能です。
不動産会社まで来店する必要がないので、時間のロスも減らせてスムーズな賃貸物件探しができます。
遠方からも相談できる
賃貸物件探しは、近隣地域の方よりも遠方から探す方が多いです。
進学や就職、転勤などで、遠くから引っ越すための物件探しをする方がいます。
遠方の方は日帰りのために1日でどうにか決めたいと思ったり、中にはホテルに宿泊しながら数日かけて決めたりする方も少なくありません。
いずれにしても、交通費や宿泊費の負担がかかったり、時間の制約もあったりします。
オンライン相談ができ、内覧まで簡単にできれば、遠方から引っ越す方の負担も減らせ、よりスムーズな成約が可能です。
内覧も簡単に
オンライン相談を実施するときは、物件探しや提案だけでなく、内覧までオンラインで提供できるのが理想です。
あらかじめオーナーから動画や複数の写真を提供してもらったり、スタッフが実際に外観や内部の様子を動画で撮影したりして、見てもらえるようにします。
実際に内覧しているのと変わらないレベルの動画が撮影できれば、内覧の質も上がります。
一気に複数の物件を内覧できる
物件まで移動する手間がかからないので、距離が離れている物件も含め、複数の物件を一気に内覧することが可能です。
実際に内覧に行っても1件では決まらない人が多いので、複数の物件をオンラインでその場で見られるのは便利です。
その中で、これだと思った物件だけ、希望があれば実際に見に行けばいいので、内覧の手間や時間を大幅に減らせます。
時間がとりにくい人も内覧がスムーズに
忙しい方や、急に転勤が決まって仕事をしながらすぐに決めなくてはいけない人、遠方から引っ越しをしたい人なども、自宅や職場から簡単に内覧ができるようになります。
移動の負担をなくす
何件もの物件を内覧するために、移動する必要がありません。
気になる物件があっても、駅が異なる、距離が離れているなどで面倒な移動を繰り返すより、顧客にとっても同行するスタッフにとっても便利です。
交通費やガソリン代の節約
内覧のために電車で移動する場合には、通常は顧客が交通費を自己負担します。
スタッフも同行するので、経費が発生します。
車で送迎する場合にはガソリン代もかかりますが、オンライン内覧で代行できれば、交通費やガソリン代の節約が可能です。
車両コストを軽減
内覧する顧客の送迎のために、営業車両を保有している不動産会社も少なくありません。
オンライン内覧が主流となり、実際の内覧は最後だけになれば、車両の保有台数を減らすことも可能です。
車両の購入費用や車検費用、整備費用、駐車場代などのコストを軽減できます。
内覧できないリスクを抑えられる
内覧するにあたっては、その都度、大家さんなどからカギを受け取るといった場合もあります。
動画をあらかじめ撮影しておくので、大家さんがつかまらず、内覧したいときに内覧できないリスクを抑えることが可能です。
内覧を効率化
車がすべて使用中である、案内するスタッフがいないなど、顧客の希望時間に内覧できないリスクを抑えられます。
内覧を効率化することで顧客が流れることを抑え、成約スピードも高められます。