相談しづらい泌尿器科の悩みもオンライン相談から

泌尿器科のお悩みや症状は、男女や年齢も問わず、相談しづらいと思う方が多いです。
そのため、泌尿器科に来院するときには、かなり症状が悪化していたり、治療が難しくなったりしている場合も少なくありません。
相談しづらいことで悪化すれば、患者さんにとってもマイナスです。
早期発見・早期治療を促すためにも、オンライン相談の導入がおすすめです。
泌尿器科でオンライン相談を導入するメリットについて、見ていきましょう。

相談しづらい悩み

陰部に痛みや痒みがある、排尿時に痛みがある、尿の色がおかしい、血尿が出るといった症状や、お尻の穴が痛い、いぼ痔や切れ痔が辛いなどの症状は、相談しづらいものです。
泌尿器科に関するお悩みは、膀胱炎や腎盂炎、前立腺がんなど適切な治療が必要な症状から、痔や性感染症、包茎などデリケートな悩みも多いです。
そのため、相談したいと思っても相談しづらいため、症状をどんどん悪化させてしまう方も少なくありません。
たとえば、おしっこが出にくい、膀胱が痛むといった段階で相談すれば、生活習慣の指導や薬で対処できます。
しかし、我慢してしまうと、膀胱炎を通り越して腎盂炎になり、場合によっては泌尿器科に入院などが必要になってしまうのです。
痔の場合も、軽度なら塗り薬や飲み薬、生活習慣の改善で対応できます。
悪化してしまった場合は手術が必要となり、日帰り手術か、入院による手術が必要になることも少なくありません。
手術となれば、手術前の検査や食事制限などが必要になります。
術後は痛みを抑えたり、安静が必要になったり、経過観察のための通院も必要です。
入院となれば、仕事を休んだり、家事や育児にも影響を与えたりしてしまいます。
つまり、悪化させるほど患者さんの生活も制限や影響が加わるため、できる限り早期に相談してもらい、早期発見・早期治療が望まれます。

相談しづらい悩みのハードルを下げる

陰部や肛門にトラブルがあること自体が相談しづらい悩みであるため「誰にも言いたくない」「誰にも知られず病院にも行かずに、どうにか自分で治したい」と考える方も少なくありません。
女性の場合「痔というのも恥ずかしい」「患部を医師や看護師に見せると思うだけで無理」と考えてしまう方もいます。
男性も「包茎の悩みやEDなどを相談しづらい」「見られるのが恥ずかしい」と思いがちです。
オンライン相談により、気になる部分や患部を見せなくても、まずは症状や悩みの相談からできると思ってもらうことで、診察への第一歩を後押しできます。
オンライン相談で薬の処方や生活指導ができ、改善できることも多いです。
オンライン相談で医師への信頼が増し、実際に来院してもいいかなと思えるなど、不安を取り除くことも可能です。

泌尿器科でのオンライン相談のメリット

オンライン相談なら、相談しづらいと感じる方が多い泌尿器科への相談をしやすくするメリットがあります。

見られる心配がない

女性でも、男性でも、泌尿器科のクリニックに入ること自体をためらう方も少なくありません。
「誰かに見られると恥ずかしい」「待合室でほかの患者さんと顔を合わせるのも抵抗がある」といった方がいます。
オンライン相談なら、自宅や自室で誰にも見られず相談できるので安心です。
知られたくない症状や悩みを誰にも知られることなく、安心して話せます。

事前に医師を選んで相談できる

泌尿器はデリケートな部分であるため、女性は女医に診てほしい、男性なら男性医師に診てほしいなどの希望があることもあります。
今は医療機関のサイトで院長や担当医を確認したり、希望を出したりすることも可能ですが、総合病院など複数の医師がいるところでは順番に対応され、医師の希望が通らないことも多いです。
どんな医師に対応されるのかわからないと不安を感じて、尿器科に来院せずに我慢してしまう方もいます。
オンライン相談の場合、事前予約時に担当医師を選べるので、より安心して相談してもらえます。

患部を診ずに問診で対応

デリケートな部分の悩みなので相談しづらいだけでなく、気になる部分を見られるのも恥ずかしいと感じている方が少なくありません。
オンライン相談では、気になっていることや症状について、丁寧にヒアリングすることで、症状の予想をつけることが可能です。
詳しい検査が必要と判断すれば、来院による検査を促したり、診察を受けての治療をすすめたりできます。
相談しづらい悩みを丁寧に問診し、疑われる症状について詳しく説明することで、患者も状況を理解し、来院しようと思ってくれます。

来院時の診療がスムーズになる

はじめて泌尿器科に来院して医師に患部を見られるとなると、恥ずかしくなってしまう人や、緊張してしまう方も少なくありません。
緊張すると思うように患部を診られなかったり、検査器具が入らなかったりするなど、スムーズな検査ができずに困ることもあります。
オンライン相談により、医師に親しみを持ったり、安心感を抱いたりすれば、信頼にもつながります。
来院時も緊張せず、検査や治療もスムーズに進めることが可能です。
オンライン相談で問診を行い、現在疑われる症状の説明をはじめ、どのような検査をするかや、どのような方法で治療を行うかを丁寧に説明をしておくことも大切です。
事前の説明により、患者さんも心構えができたり、安心したりするので、スムーズな検査や治療を実施できます。

症状や方法によってオンラインで完結できる場合も

泌尿器科の症状によっては、実際に患部を診て治療をしなくても、オンライン相談とアドバイスや薬の処方などを通じて、相談しづらい悩みの解決も可能です。
自宅でできる検査キットも登場しているので、うまく活用することにより、相談しづらい悩みや症状をオンラインのみで改善・解決に導けるようになっています。

痔のケース

痛みの度合いや出血の状況、日常生活への支障の状態などを丁寧にヒアリングしたうえで、薬の処方や一般薬で様子を見ること、食生活や生活習慣の改善などを指導できます。
便秘にならないようにすること、患部を温めて清潔にすること、適切な薬を使うことなどの医師のアドバイスを実践し、改善ができるケースも少なくありません。
経過観察を行い、改善が見られない場合は泌尿器科に来院を促すなどで対応します。

EDのケース

男性のEDも、相談しづらい悩みの代表例です。
身近な人にも相談しづらい、話したくない、知られたくない悩みとして、一人で抱え込んでいる方も少なくありません。
EDの原因もさまざまなものが考えられ、加齢や生活習慣、ストレス、喫煙や飲酒のしすぎなども原因になります。
オンライン相談で丁寧にヒアリングをしたうえで、生活習慣の指導や薬の処方なども可能です。

性感染症が疑われるケース

近年、若い方を中心に性感染症に罹患する方が増えています。
性病も相談しづらい悩みの一つです。
なかなか治りにくいうえ、恋人や家族などに感染させてしまうリスクもあるため、早期に適切な対処をすることが必要です。
しっかり治療をしないと、再発を繰り返す症状もあります。
性感染症は種類も多いですが、医師が症状をヒアリングすれば、およその目安はつきます。
また、クラミジアや淋病、マイコプラズマやウレアプラズマなどは、自宅でできる検査キットなども登場しているため、症状を確認したうえで、検査キットを郵送することも可能です。
検査キットで検体をとって送ってもらい、検査機関で陽性の結果が出たら、オンライン処方で薬を送付したり、来院を促したりできます。