企業は自社をもっと理解してもらいたいという思いから、面談を行う場合も多いでしょう。
実際に対面で会って話すことも可能ですが、今はオンラインを使って面談もできる時代です。
まだオンラインを活用して面談を行ったことのない企業からすると、多少の不安もあるでしょう。
しかし実際に利用してみると、便利でメリットも多いです。
今回は企業と求職者がオンラインで面談をするメリットについて、詳しく紹介していきます。
この記事の目次
面接と面談は違う？
企業において、オンライン面接を行うことを一部面談と言っている場合もありますが、厳密には面接と面談は異なります。
面接は本格的に企業にふさわしい人物かどうか見て、採用するかしないかをジャッジする場です。
お互いの関係としても、企業が人材を見て選ぶため、対等ではありません。
しかし面談となると、企業が自社に興味を持っている求職者と対等に話をし、自社はどんなところか理解を深めてもらえます。
面接のように緊張感が漂う場所というよりも、リラックスしながら企業をよく知るような雰囲気です。
面談はさまざまなタイミングで行われる
面談を企業が行う際、必ず同じタイミングで行っているとは限りません。
選考を行う前に自社の魅力をより知ってもらえるように行う場合や、まさに面接もして選考中に求職者が感じている疑問や質問に答える場合もあります。
疑問や不安に思っていることを聞き出して、安心して自社で働いてもらえるように面談をします。
面接なども終わり、内定を伝えた段階で辞退を防ぐために内定後の面談を行うケースもあるなど、さまざまなタイミングで面談は行われているのです。
面談をオンラインで行うメリットとは？
企業や求職者にとっても重要な面談ですが、オンラインを活用して行うメリットは多いです。
どんな点がメリットなのかを紹介していきます。
遠方でも利用しやすい
企業の仕事内容に興味を持ち、働きたいと思っている人は、近場に住んでいるとは限りません。
面接や面談の度に企業まで行かなければならないとなると、遠方から行くのは大変です。
場合によっては、時間に間に合わせるために前日から飛行機や新幹線を予約し、ビジネスホテルなどを取って、次の日に企業まで向かわなければなりません。
しかし、面談をオンラインで行えれば、わざわざ遠くから何回も足を運ぶ必要がありません。
どこからでもインターネットで企業とつながれる環境があれば、求職者も気軽に面談が行えます。
時間を有効活用できる
面談をしに企業へ行かなければいけないとなると、移動時間がどうしても必要です。
話しておきたいことなどさまざまな事前準備が必要にも関わらず、その時間を割くことも中途半端になってしまう人も出てきてしまうでしょう。
オンラインで面談ができれば、当日遅刻しないように時間配分を考えながら移動する時間がありません。
余った時間を有効活用して、当日何を聞きたいのか考えられるため、内容の濃い面談ができます。
企業や求職者のどちらにとっても、メリットとなるでしょう。
感染症が流行していても関係ない
新型コロナウイルスをはじめ、季節でも急に感染症が流行する時期があります。
ちょうど企業と求職者の面談が感染症の流行時期に当たってしまうと、そこで蔓延してしまう心配も出てきます。
しかし、オンラインを使って面談ができれば、人同士の接触が避けられるため、感染症も防げるのです。
求職者はどこか人がいるような場所に行かなくても、自宅から企業とつながれます。
新型コロナウイルスが流行しはじめてきたという場合でも、問題なく予定通り進められます。
スマートフォンからでも面談可能
理想として、求職者の自宅にパソコンがあり、インターネットにつながれている状態であれば、自分のパソコンから面談できるのがよいでしょう。
しかし、さまざまな理由により自分で使えるものがない場合でも、スマートフォンやタブレットからでも可能です。
ほとんどの方が携帯電話もガラゲーではなく、スマートフォンを持っていると思いますので、企業と気軽につながれます。
どうしても難しい場合でも、地元にあるインターネットカフェを利用することも可能です。
パソコンやインターネットのできる環境が整っていて、完全個室の中で利用できる場所も増えています。
お互いマスクの着用が不要
室内でマスクをしなくてもよいとなっても、ある程度の人数がいる中で、みんなが外すとなると抵抗を感じる方もいるでしょう。
面談を行う会場に何十人と集まったら、なんとなくマスクをしなければという気持ちになってしまうかもしれません。
オンラインの面談であれば、お互い1対1で話せます。
とくに自宅やインターネットカフェの個室にいれば、求職者側もマスクを外しやすくなります。
企業側も面談用の部屋を用意しておけば、そこではマスクを外しても問題ありません。
お互いが表情を読み取りやすく、話も弾みやすくなるでしょう。
緊張しにくい
面接ではなく面談の場合、お互いが対等な関係でやりとりするため、求職者もリラックスしやすくはなります。
しかし、それでも顔を合わせていれば目線をしっかりと合わせるため、緊張感があるでしょう。
変に目をそらされながら話をしてしまったら、お互いに不快な気持ちにもなってしまいます。
オンラインで面談をすれば、画面やカメラを見るため、直接会って目線を合わせるよりも緊張しません。
とくに人前に行ってしまうと緊張度が高まって、普段の自分らしくできない求職者もいます。
オンラインであれば、リラックスしながら話せ、よりお互いの距離も縮まりやすくなります。
間口が広がる
もし対面しか面談では手段がないとわかったら、求職者の中には諦めてしまう方も出てしまうかもしれません。
新幹線で何時間もかけなければ行けないような場所に企業があれば、仕事にどれほど興味を持っていても、何回も面談や面接で通うのは難しいかもしれないと感じてしまいます。
企業側も、諦めてしまう求職者が増えてしまうと、魅力的な人材を確保できるチャンスを逃してしまいます。
オンラインからも面談が受けられるとわかれば、さまざまな場所から興味を持って応募してくれる可能性は高くなるでしょう。
その分間口も広がり、より自社にマッチした人材を得られます。
ミスマッチも防げる
企業側としても、遠方から来る方に何回も来てほしいとは伝えにくいと感じてしまうでしょう。
本当に自社に興味があってやる気があるのか、事前にフランクな形式でたしかめたいと思っても、さまざまな事情からできないまま面接をしてしまうことになるかもしれません。
しかし、オンラインで気軽な面談が可能になれば、自宅と企業をネットでつなぎ、本当に企業へ興味ある人材かどうかたしかめられます。
お互いのミスマッチを防げ、スムーズに面接から内定まで決めやすくなります。
リラックスでき自然体な姿が見られる
企業としても、立派に作っている求職者の姿だけでなく、普段のその人らしさを知りたいと考えているのではないでしょうか。
緊張感が漂う雰囲気の現場では「リラックスしてください」と言われても、体も心もガチガチになってしまいます。
オンラインを使えば、求職者も普段リラックスして過ごしている場所からつながれます。
変に緊張感が漂わない場所だからこそ、自然の自分も見せてくれるでしょう。
企業としても、一緒に働いてからの姿も想像しやすくなります。
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