ファイナンシャルプランナーの資格を取得したことをきっかけに、独立を考えている方もいることでしょう。
ファイナンシャルプランナーとして成功するカギは、いかに集客ができるかです。
専門的なスキルがあっても、相談してくれる人がいないと意味がありません。
対面相談の場合、地域により集客に差が出ることもあります。
オンライン相談を導入することで、対象が全国に拡大するので、低コストかつスピーディーに相談業務の提供が可能になります。
この記事の目次
ファイナンシャルプランナーの仕事のやり方
ファイナンシャルプランナーは、企業に属している方やコンサルタント会社などに所属している方をはじめ、フリーランスで活躍している方も少なくありません。
ファイナンシャルプランナーは、マネー記事などの執筆やセミナーなどを行うほか、コンサルティング業務を主流としている方が多いです。
記事の執筆やセミナーの依頼、テレビ番組などでコメンテーターとして活躍するにも、まずは多くの人の相談に応じ、経験と実績を重ねていくことが求められます。
相談を受けるためには、宣伝、広告や紹介などを通じて、集客を行うことが必要です。
相談の方法には、顧客の自宅や勤務先などに出張する方法、喫茶店などで待ち合わせる方法をはじめ、オフィスを構えて来所してもらう方法もあります。
オフィスを構えるとなると、賃料や光熱費の支払い、オフィス家具やOA機器の購入など、イニシャルコストやランニングコストがかさみます。
コストを賄うための件数の相談を受注するだけでも、かなり大変かもしれません。
相談者がどのくらいくるかは、地域によっても差が出ます。
ファイナンシャルプランナーの存在があまり認知されていない地域や、相談をしたいと感じている世代の方などが少ない地域では、集客に苦労する方が多いです。
集客力や営業力が重要になる
ファイナンシャルプランナーは専門的な職業ですが、成功をするためには、専門的な知識やコンサルティングノウハウを持つだけでは足りません。
集客するための営業力や宣伝力なども必要です。
ホームページを立ち上げたり、ブログやSNSなどを通じて情報発信したり、地域にチラシを配布したり、地域の相談会などに顔を出したりするなど、知名度や信頼を上げる努力をしなくてはなりません。
しかし、あくまで対面相談となると、集客できる地域に限界が出ます。
出張対応するにしても、あまりに長距離で移動時間が長くなると非効率です。
そこでおすすめなのが、オンライン相談の導入です。
オンライン相談の導入がおすすめ
ファイナンシャルプランナーが独立起業して成功し、生計を立てていくには集客力が大切になります。
集客をスムーズにするためにも、低コストで運営するためにも、オンライン相談の導入がおすすめです。
低コスト運営ができる
オンライン相談をメインにしたり、対面の場合は出張対応に限定したりすれば、オフィスが不要になります。
オフィスを構えるには、アクセスのよさや立地のステータスなども重要になるため、それなりに賃料が高い場所を選ばなくてはなりません。
しかし、オンライン相談メインで自宅から仕事ができれば、賃料の支払いが必要ありません。
相談者向けにお洒落なオフィス家具などを買う必要もないので、イニシャルコストもランニングコストも抑えられます。
その分をSEOにかけたり、DMやチラシ制作の費用に充てたりして、集客アップを図ることも可能です。
全国から集客できる
オンライン相談を導入すれば、実際に会って話す必要がなくなります。
そのため、地域の枠を超えて全国がターゲットになります。
ファイナンシャルプランナーに対するニーズは、決して低いわけではありません。
子育て世代やマイホームが欲しい方などを中心に、ファイナンシャルプランナーのマネー記事などが読まれています。
マネー雑誌や新聞記事、テレビの情報番組やネットの生活情報サイトなどで、ファイナンシャルプランナーが家計のやりくりや節約、資産運用やマイホーム購入、保険などの話をしているのを見ている方もいるでしょう。
記事や話を参考にしているだけの方もいますが、より具体的な悩みを持っている方の中には、一度相談してみたいと思っている方もいます。
しかし、近くを探しても見当たらないためあきらめている人や、対面で相談する時間の余裕がない、ちょっと手間に感じると相談せずにいる人も多いです。
そうした潜在ニーズを持つ方たちに、オンライン相談窓口の存在を知ってもらえれば、相談者も増やせます。
地域限定・対面のみで相談を受けることにより、格段に集客しやすくなります。
専門的な相談を分かりやすく
オンライン相談をするうえでは、専門的になる相談を分かりやすく行うことが大切です。
料金を払っているのに分かりにくく、悩みや問題がスッキリと解決しないのでは、満足度が低くなります。
満足度が低いとレビューや口コミ評価も悪くなり、集客にストップがかかるので注意しましょう。
信頼関係の構築
ファイナンシャルプランナーがファイナンシャルプランニングを行ううえで最初に行うべきことは、相談者との信頼関係の構築です。
家族のことや資産、借金、将来のプランなどを話すので、信頼できないと正確な情報や細かな情報を教えてもらえません。
正確な情報がないと問題の解決もできず、プランの質も下がってしまうので、まずは信頼されることが大切です。
オンライン相談ではお互いの顔が見えるため、表情や話し方も直接相手に伝わります。
親しみを持たれ、信頼してもらえる話し方・対応力を養うことが大切です。
ヒアリングをしっかりと行う
相談者の悩みや抱えている問題を丁寧にヒアリングしながら、家族情報や資産の情報など、ファイナンシャルプランニングにあたって必要な情報をヒアリングします。
メールで事前に質問票を送って、返送してもらったものを活用したり、オンライン相談ツールのアンケート機能などを利用し、事前にアンケートに答えてもらったりする方式もおすすめです。
証券診断
保険の加入や見直しなどの相談の場合、保険証券をオンライン相談の画面で見せてもらえます。
カメラでズームしてもらいながら、内容を確認しましょう。
専門的なソフトで閲覧した保険証券の内容を入力して登録したり、ファイリングしたりすれば、同時にすべての内容を確認して、過不足がないかをチェックできます。
どんな保険に入っているか理解していない方も多いので、画面を通じて丁寧に説明しましょう。
シミュレーション
マイホーム購入を希望している方には、現在の貯金額や収入、生活費と将来的な予想に基づき、無理のない返済ができるかのシミュレーションができます。
シミュレーションした画面を相談者と一緒に確認しながら、問題がないかや、問題が生じた場合の対策などを提案することが可能です。
プランニングと提案
より詳しいプランニングや、総合的なプランを考える場合には、その場で行うことが難しい場合もあります。
オンライン相談なら何度も来所してもらったり、こちらから出張したりする必要がありません。
そのため、次回の約束を取り付けたうえで、いったんプランニングの時間を確保できます。
ヒアリングした情報や確認した保険証券などの内容を踏まえ、ライフプランやキャッシュフロー表などを分かりやすく作成しましょう。
オンライン相談の画面で見やすいよう、色や形、文字の大きさなども工夫するのがポイントです。
実行支援
プランを提案して相談者が実行していく際も、オンライン相談を用いれば、いつでも気軽に確認やアドバイスができます。