顔を合わせず心の悩みを相談!オンラインカウンセリングの特長を紹介

心の悩みを抱えている人は多いでしょう。
仕事や人間関係、家庭環境や将来の不安など、人間の悩みの種は尽きません。
そんな方にとって、悩みを相談できるカウンセリングはありがたいサービスです。
とはいえ、カウンセラーに実際に相談へ行くのは気が引けるという人もいるでしょう。
そんな中で、最近ではオンラインでカウンセリングを受けられます。

メリットが多いオンラインカウンセリング

もちろん中には、対面でなければカウンセリングはできないという人もいるでしょう。
そういった人にとって、オンラインカウンセリングのよさはわかりづらいのではないでしょうか。
実際にやってみると、オンラインカウンセリングは対面のカウンセリングにはないよさがあることに気づくはずです。
そこでまずは、オンライン上で相談することのメリットをさまざまな方面から見ていきます。

自由な時間で相談に行ける

基本的にカウンセリングルームは予約なしで利用することは難しく、あらかじめ電話やメールなどで期日を決めるのが一般的でしょう。
そんな中で、カウンセラーも常に暇とは限りません。
複数のクライアントの依頼を抱えながら、スケジュールの合間を縫って一人ひとりの相談を受け付けている人がほとんどです。
そのため、この日が都合がいいから予約したいと思っても、すでにスケジュールが埋まっているというケースは珍しくありません。
クライアントにとっても、忙しい合間を縫って相談に行くよりも、余裕のあるスケジュールで相談に行きたいところでしょう。
これに対してオンラインカウンセリングならば、カウンセラーにとっても融通が利く日時で予約がしやすいです。

他人の目を気にすることなく気軽に相談できる

カウンセリングに通っていることは、必ずしもよいイメージをもたらしません。
「あの人は悩みを抱えているから優しく接さなければならない」という負担を周囲の人々に与えることに対して、苦痛を感じる人もいるでしょう。
そのため、カウンセリングに通っていることは内密にしたいという人も少なくありません。
そんな中で、友人や知人などにカウンセリングルームに入る様子を見られたら、その時点で悩みが倍増してしまいかねないでしょう。
こうした理由で、カウンセリングには通いたくないという人もいるのではないでしょうか。
こうした危険性は、オンライン上でなら防げます。
自分の悩みを不用意な形で明かすことなく、信頼できる人にだけさらけ出せるのです。

料金も手ごろ

対面でのカウンセリング料金は、意外にも高くなりがちです。
1時間ほどの相談で、1万円前後の料金を取るカウンセラーも多いです。
もちろん、1回だけのカウンセリングだけで問題が解決するなら、大した額ではありません。
しかしながら、通院する機会は2回、3回と積み上がっていくのが普通です。
そうなると、悩みを解決するためには相当なお金が必要になってくるでしょう。
これが原因で、カウンセリングに行くのはおっくうだという人もいるはずです。
これに対してオンラインカウンセリングは、対面に比べて料金が安く設定されています。
仮に何度も相談を重ねたとしても、出費を抑えられるでしょう。

オンラインカウンセリングの種類

対面上のカウンセリングは、実際に部屋の中でカウンセラーとクライアントが向かいあう方法が一般的です。
このような対話のスタイルを思い浮かべる人も多いでしょう。
他人と目を合わせるのが苦手な場合は、だからこそ相談には行きづらいと感じている人もいるのではないでしょうか。
これに対して、オンライン上でのカウンセリングのスタイルはさまざまです。
ここからは、それらを一つひとつ紹介していきます。

メール上でのカウンセリング

すべてのやりとりを文章で済ませるという、カウンセリングのスタイルもあります。
話すのは苦手だけど、文章を書くのは得意だという人は少なからずいるでしょう。
悩みを筋道立てて話すためには、それなりの訓練が必要です。
周りの人に相談してみたものの、話がとっ散らかって悩みをうまく打ち明けられなかったという経験がある人も少なくないでしょう。
それに対して、文章なら推敲しながら話を組み立てられます。
きちんとした形でカウンセラーに悩みを聞いてもらいたい場合は、このタイプのカウンセリングがおすすめです。
なにより、文章をまとめるだけでも悩みが明確になった結果、自分を客観視できるようになって気が楽になるというメリットも見逃せません。

通話でのカウンセリング

電話を通してのカウンセリング自体は昔から行われていました。
とはいえ、電話では音質が悪い、込み入った相談がしづらいというデメリットがあり、主流にはなりえませんでした。
なにより、長時間話すと依頼料に加えて、通話代も膨大にかかってしまうというデメリットもあります。
最近では通信環境がよくなり、ネットでも気軽に通話が行える環境が整っているので、通話上でもカウンセリングができるようになっています。
対面で話すのは苦手だけど、電話なら気楽に話ができるという人におすすめです。

ビデオ通話でのカウンセリング

相談の種類によっては、クライアントの表情が見えなければ悩みの度合いがわからないというケースもあります。
悩みを話しているときに、クライアントは話しづらそうにしているのか、それとも穏やかな表情をしているかといったことでも、送るべきアドバイスは変わってくるのです。
メールや電話では、そういった表情の違いや身振り手振りなどは見えません。
しかし、ビデオ通話を使えば、クライアントがどのような一挙手一投足を見せているかがわかります。
もちろん、いかに画面上といえど、人と顔を合わせるのは難しい人もいるかもしれません。
しかしながら、一つの部屋でカウンセラーと一対一で話をするよりも、自宅という落ち着ける空間で話をする方が、リラックスしてカウンセリングに臨めるのは事実です。

対面のカウンセリングでないと解決できない問題もある

ここまで、オンラインカウンセリングの特長やメリットを見てきました。
これなら今までカウンセリングを受けにくかった人でも、相談できるでしょう。
もっとも、だからといってオンラインカウンセリングが万能なわけではありません。
カウンセラーにとっても画面越しに話をするのと、実際にあって話すのとでは、解決できる悩みの範囲が違ってくると考えている人も少なくないです。
オンラインカウンセリングで長時間の相談をしてみたものの、結局は対面上で話すことになったというケースも珍しくありません。
オンラインで予約する際は、そのような展開になることもあらかじめ想定したほうがよいでしょう。

治療が必要な悩みはオンラインでは解決不可能

とくに、本格的な治療が必要なうつ病や精神疾患となると、オンライン上では解決できません。
しっかりと専門の医療機関に行ったうえで、治療したほうがよいです。
もちろん「ちょっとした悩みがあるので、誰かに相談したい」というくらいなら、オンラインでも十分でしょう。
一方で「長い間解決できない悩みがあるので、オンラインで聞いてほしい」といわれても、カウンセラーも困ってしまいます。
重い悩みを抱えている人は自分の状況をいったん見つめなおしたうえで、適切な方法を選択するのが大事になるでしょう。